SkyDream Shonan Beach Lounge 2015

概要

 2015 年の夏、江の島東浜海岸の海の家「SkyDream Beach Lounge」では、約 2 か月の短期イベントを、SkyDream で実現しました。フード、ドリンク、施設利用におけるオーダー会計、クーポンやスタンプラリー、売上・在庫管理、売上販売データの機械学習による予測分析、報告(帳票)作成など、海の家の運営を支える業務すべてを網羅するシステムを ”わずか 1 か月の組合せ” で実現しました。



INSIGHT

 弊社では、海の家「SkyDream Shonan Beach Lounge 2015」を片瀬江の島東浜海水浴場で運営を行った。過去 2 年は「極鶏.Bar(唐揚げ店)」をフードコードで運営しており、その 2 年間は弊社の自社ソリューション、クラウド型オーダーシステム「QOOpa」の実現場における検証を目的としていた。さらにその成果と、より店舗経営の実体験を得るために実店舗を展開し、店舗経営から店員としてソリューションの活用するといった、実体験をソリューションをよりよいものにする目的で行った。
 3年目を迎える海の家では、これまでの「極鶏.Bar(若葉台など東京・神奈川に実店舗のある唐揚げ店)」だけでなく、ドリンクを扱うバー「GRANBLUE」に加え、座敷やシャワー、更衣室、浮き輪などのレンタルなど、海の家1棟をサービスした。
 
 2 年間で蓄積されたノウハウやデータを軸に、より経営・業務面において、革新となる IT の活用することで活用方法の模索を行っていたことと、海の家は海水浴シーズンの 2 か月弱の短期間であり、投資コストも限られた中での企画が求められた。

IDEA

 まずはオーダーシステム「QOOpa」とPOSレジ「UNITE R2」にて蓄積される売り上げデータを軸に、店内のサイネージに BI ソリューションである「Motion Board」を活用。海の家に訪れる客が今日の、また累積での売れ筋商品、また来場者数が分かるようなランキングサイネージを商品の販売促進を提案。さらに販売促進の一貫として、客のスマホを活用した電子クーポン・スタンプラリーソリューション「OFFERs」を活用し、海の家来店前に Facebook などの SNS でクーポンを展開した。
 
 海の家のバックヤードの改革としては、最終的な売り上げデータはこれまで一日の営業が終了した後、会計システムへの入力を行っていたが、「QOOpa」はクラウド側であるため、そのまま会計ソリューション「会計王」にデータを連携。さらに発注、在庫管理、シフト管理などの業務に、「kintone」で管理システムを構築。これらのデータも「会計王」に連携することで、閉店後に多大な時間を要していた売上げ報告作業を激減。会計システムでこれまで入力に必要だった 7 割近い入力を省略することができた。
 さらにドリンクや食材の納入業者も、「kintone」の発注システムを開示することで、これまでメールで行っていた発注が、一元的に集約されたシステム上で管理することができるようにした。
 
 本部に位置づけられる運営の母体である弊社では、これらシステムのデータを集約した DB から Office 365 の BI ツール「Power BI」でデータを可視化することで、リアルタイムに海の家の店舗の状況を、また Azure Machine Learning で機械学習によって生成された売上予測曲線を基に、営業的な売上・販売予測結果から、食材の仕入れやアルバイトのシフトなどを計画に活用した。

IMPACT

 導入効果として最も大きかったのは、やはりバックヤードで、これまで生じていた業務自体が不要になったことで接客における業務に時間が割けたことや、接客におけるサービス向上に向けた業務に注力することができ、過去 2 年で、閉店後に終電まで翌日の準備に割いていた締め処理が劇的に削減された。
 また運営としても、予測とリアルタイムの店舗の状況が可視化されることで、柔軟に状況に応じた営業戦略を立てることができ、在庫・人件などのリソースを最大限に無駄なく活用することができた。さらに本年のデータは来年の予測の精度を上げることができる。
 
 また客としても、店舗の賑わいや、多くの商品から何を注文するか、ランキングサイネージが役に立ったり、自分のスマホでクーポンを持ち込み、海の家の来場前からのイベント参加のモチベーション向上などにつながったとの声があった。


サービスモデル概略