昭洋工業株式会社 様

概要

 中小製造業である東京都青梅市の昭洋工業様は、10 年前に導入した基幹システム(AS400)での業務プロセスに可用性、コスト面で限界を感じておられました。

私達は既存システムへの改修は最小とし、将来的に全体的な移行を視野に入れた構成を提案しました。中小企業でも導入しやすい初期コスト・ランニングコストで、生産性の把握や向上に繋がるIT利用の在り方をお客様と一緒に作り上げました。



INSIGHT

食品包装機を製造されている昭洋協業様は、決まったクライアントとの取引きを長年続けていらっしゃいます。そのため、収益構造は安定し右肩上がりでの成長を続けてきました。その一方で長年同じ業務進め方を変革する機会が無く、新しく就任された新社長様は、自社の競争力が市場の中でどの程度なのか?を推し量ることが出来ずにいらっしゃいました。

「生産性を改善したいが、生産性を把握することができない」。「10 年前に導入した基幹システムに手を加え、生産性を把握できるようにしたいが、日々の業務を止めることはできない」。そんなジレンマを抱えた中で相談をいただきました。

IDEA

事務処理のすべてが 10 年前に導入したオンプレミスのオフィスコンピューター(AS400)で処理されていました。その基幹システムに改修を加え何かトラブルがあった際のリスクと、自社内に基幹システムについて詳しいメンバーがいないため、運用の多くの部分を外部ベンダーに依存する体制であること。この 2 点が足枷となり、生産性の改善に向けて身動きが取れない状況に陥っていらっしゃることが、ヒアリングを通して明らかになりました。

 

 そこで、私達はいわゆるオンプレミスからクラウドへのマイグレーションではなく、生産性改善の第一歩として、既存基幹システムへはほとんど手を加えることなく、正しく生産性を把握し、製造現場の工員の方々に生産工程の状況を理解してもらうための施策を提案しました。

 

<施策内容抜粋>

  1. 現場のリアルな進捗状況を入力するためのスマートフォンアプリを提案。(専用端末ではなく、市販のスマートフォンにて実現)
  2. 工場全体の進行状況を把握できる黒板アプリケーションを提案。
  3. 既存オンプレシステムから上記の取組みに関連する情報のみをクラウド側に SkyConnect でコンバートし、バックエンドの処理はクラウドで実装。事務処理に必要な情報のみ、既存システムに書き戻すことを提案。
  4. クラウド上の進行状況は外部からもスマートフォンで閲覧可能にすることを提案。

※施策概念図

IMPACT

将来的に AS400 の完全移行を見越して、ファーストステップとして直面している課題に対する対策を行いながら、徐々にクラウド移行するプランを評価いただきました。SkyConnect で基幹システムとクラウドとのデータ連携を行いながら、クラウド側に溜まったデータを利用して、BI ソリューションやビジネスアプリケーションを連携することで、開発を行う範囲を最小化し、フルスクラッチ開発の 1/3 程度の予算と期間で実現しています。

まずは効果を測るために小さな規模から取組みをはじめ、効果が出ないときはいつでも止めることができることも、導入いただいた理由のひとつになっています。


サービスモデル概略